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    北海道ツーリング(4) トラブル IN 洞爺湖

<<北海道ツーリング(3) 上陸!とりあえずはじめてのキャンプ の続き>>

馬が走ってく この日の朝は馬の鳴き声で起きた。(気がする)

テントのすぐ裏には馬の運動場があり、馬が走ってく。でっかい鼻の穴おっぴろげて馬が走ってく。昨日の疲れはまあまあ取れているようだ。初テントで、初寝袋だったが、狭くてとても落ち着けた。

パンをくわえながらテントを手早く畳み、荷物をまとめた。北海道ツーリングがいよいよ始まるのだと思うと、思わず笑みがこぼれる。今日の予定はいけるトコまで!道東のかなりの部分まで林道を通過しながら行くつもり。

なお、出発した途端足元に見つけたコクワガタを拾おうと、バイクにまたがったまま手を伸ばし、エンジンを触ってやけどをした。しょうもない。俺はコクワガタを拾って何がしたかった。

そして、間もなくこの旅で最高の瞬間がおとずれた。

「ライダースサイン」とは聞いたことはあったけど、関東では見たことがなかった。それが北海道では本当に会うバイク会うバイクが手をあげてくる。まるで自分の北海道入りを歓迎してくれてるようで(多分、みんな本州からの旅行者だけど)、ものすごく胸が高鳴った。もう北海道に来てよかったと心から思った。

国道5号線を北へ東へ進む。北海道の国道は平均速度がとにかく速い。だいたい80キロくらいは出てた。道によっては100キロ程度が当たり前だった。馬鹿でかい石油のトレーラーが乗用車を追い越していくウソみたいな光景。ちょっと怖い。

そして、先ほどの快感はあっけなく過ぎ去り、間もなくこの旅で最悪の瞬間がおとずれちゃうのだった。

たしか「バキっ」という音を聞いた気がする。自分のバイクだと思わなかったのか、または石をアンダーガードに巻き込んだのか、やや記憶があいまいだけど、このときに旅行が終わっていた。

音は、ゆるんだチェーンが跳ね、エンジンの側面にぶつかり、穴があいた音だった。間もなくオイルを失ったエンジンはピストンの動きを止め、そろそろと止まってしまった。気づいたときにはエンジンはおろか、車体全部がもれたオイルまみれ。あまりのトラブルに理解が遠のいた。

■アクシデント詳細記事
長距離旅行におけるバイクのアクシデント考

エンジンがオイルまみれ エンジンガードがオイルまみれ タイヤまでオイルまみれ

アクシデントが起きた洞爺湖の近辺はかなりの田舎だった。そして、まず北海道という土地はバイク屋が少ないことを知った。ガソリンスタンドで親切にしてもらい、バイク屋とどうにか連絡が取れたが、修復は不可能だった。

まだ北海道で何もしていない。貴重な休みを使って、東北道で精神削って、何万も旅費を投じて、愛車を壊しに来たようなものだった。最悪の気分だった。

どの選択肢を選んでも間違いのような気がしたけど、最悪の気分の中で葛藤して出した結論は、バイク屋に苫小牧港まで運んでもらい、とにかく地元に持ち帰り、直す、だった。弟に大洗でのピックアップを依頼した。苦労がよぎる。20万で買ったバイクを20万くらいかけて直す道のり。

ザ・悲しい子牛状態

伊達市から3万5千円払って100キロ先の苫小牧港へ運んでもらった。途中、北海道の景気の話などを聞きながらの道中だったが、基本的には心ここにあらず。自分のバイクのことで頭がいっぱいだった。気のいい人でもっと色々話したかったが気分になれなかった。

苫小牧港でバイクを下ろし、重量の手荷物を持って苫小牧駅で下ろしてもらった。時刻は9時ごろ。知らない土地で何をしたらいいかわからず、どこぞの公園にテントを張ってコンビニ弁当を食べて寝た。

<<北海道ツーリング(5) 8時間限定の北海道ツー! に続く>>

<記事一覧>

北海道ツーリング(1) プランニング
北海道ツーリング(2) 東北道は涙の川のぼりなのだ
北海道ツーリング(3) 上陸!とりあえずはじめてのキャンプ
北海道ツーリング(4) トラブル IN 洞爺湖
北海道ツーリング(5) 8時間限定の北海道ツー!
北海道ツーリング(6) 帰路&総括

<北海道写真一覧・Picasa WEBアルバム・位置情報つき>

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