北海道へのルートを「深夜の東北道一気攻め」に決め、翌日昼の「青森→函館」間のフェリーと、帰りの「苫小牧→大洗」フェリーを予約し、ついに迎えた当日。天気予報は、翌日の本州全域での雨を告げているがとりあえず夜のうちは持つらしい。仕事は手につかず、早く帰りたい思いをぐっとおさえながら過ごす。会社を出たとたん、自然と頬が緩みまくり、表情が戻らない。
22時ごろ帰宅し、不完全だった準備を急いで仕上げる。テント、寝袋、シートなどでてんこ盛りの荷物は、若干安定が悪いが、まあ大丈夫だろう。
23時に出発。気分は上上。STARTの曲は「BONE TO BE WILD」にした。冒険の始まりにこれほど似合う曲もあるまい。1曲終わったトコで、いつものように伊集院光のラジオに戻す。
首都高に乗り、東北道へ入り、北へ北へと進む。目的地の青森までは約760キロ。青森港を12時発のフェリーを予約してある。100キロペースなら8時間だから、余裕だろうと考えていた。東北に入って余裕があるなら、一回下道に降り、高速以外も走りたいな、などなど。
栃木に入ったあたりのSAで最初の休憩。缶コーヒーが特別にうまい。旅の味だ。よくわからないが充実している。
すると大荷物を持った年配のバイク乗りが2人話しかけてきた。一人は福島への帰省で、もう一人の60代くらいのハーレー乗りは、同じく北海道を目指すらしい。昼間だったら停まっているバイクの台数も多いだろうし、こんな出会いはないだろう。深夜の旅で正解だ。2人を見送り、さらなる旅路に期待が膨らんだ。
・・・が、甘かった。
まず、外れたのが天気予報。これがひどい外れ方。SAを出てまもなく振り出した。とはいえ、決して強い雨ではなかったので、すぐにやむだろうと希望を持っていたのだが、だんだん強く、しまいには激しくなってくる始末。はっきりいって土砂降り。台風かスコールに近いくらい激しく地面と俺を打つ。まして高速道路で100キロ走行、危険極まりない。
そして、体力。激しい雨の中の走行で緊張が募り、あっという間に削られてしまった。体中を激しい雨が打っているにもかかわらず、ひどい眠気が襲ってくる。
結局、SAのたびに休みを取り、若干の仮眠を取りながら、されどフェリーを予約してあるので歩みを完全に止めるわけには行かず、時刻が過ぎることにあせりを感じながら大雨の中を走行して行った。「郡山-仙台」の辺りでは大雨洪水警報が出ていた。そんな中を走り続けるなんて、今考えると完全に冷静じゃない。命知らずにもほどがある。
朝、9時ごろになり、ようやく雨が上がり明るくなった。なんとか気分を持ち直して走行するが、どうやらタイムリミットらしい。フェリー会社に連絡をし、一本予約を遅らせた。14時発、19時前に函館着。これで日中の北海道上陸はエンド。
まだまだ大変だった気がするが、単調な高速道路の旅ゆえ、もはや覚えていない。あ、一回高速の上でガス欠をして、路肩で携行缶で補充した。高速走行が思ったよりも燃費が悪く、通常リッター27キロくらいが、15キロくらいにまで下がってた。
青森港に着いたのは13時過ぎ。充実感や達成感はあまりなく、よく着いたなと安堵ばかり。初めてのフェリー乗船を淡々と過ごす。もうちょっとたくさんお仲間がいるかと思ったが、時刻のせいか夏も終わりなのか、5台くらいしかいなかった。
ともかく、いよいよ北海道なのだ。
<今日の反省>
・雨の中の走行は危ない。本当に危ない。
・深夜の走行は思ったよりきつい。特に高速走行はとっても眠い。
・高速走行で得られる充実感はかなり浅い。そしてかなり疲れる。
・フェリー、ガス、高速料金を考えると、「大洗-苫小牧」のフェリーのほうが安く、コストパフォーマンスも高い
<<北海道ツーリング(3)上陸!とりあえずはじめてのキャンプ に続く>>
<記事一覧>
北海道ツーリング(1) プランニング
北海道ツーリング(2) 東北道は涙の川のぼりなのだ
北海道ツーリング(3) 上陸!とりあえずはじめてのキャンプ
北海道ツーリング(4) トラブル IN 洞爺湖
北海道ツーリング(5) 8時間限定の北海道ツー!
北海道ツーリング(6) 帰路&総括
<北海道写真一覧・Picasa WEBアルバム・位置情報つき>
