はるばる北海道で壊したエンジン・・・。スプロケットカバーをあけるとぶつかったチェーンによる穴が確認でき、そこからオイルがドバドバ漏れていた。オイルが切れた状態で数キロ走ったため、エンジンが焼きつき、圧縮がなくなってしまったとのこと。油をしかずにお好み焼きを焼いちゃったような感じ?
大きく分けて「直す」と「取り替える」の二つの方向があったが、「直す」場合、せっかく工賃を払ってエンジンを開けたのに、手がつけられない場合がある。
それに引き換え、エンジンの換装ならば、中古で程度のよいエンジンさえ見つかれば、かなり安く上がる可能性があり、細かなセッティングが不要なので、がんばれば素人でも作業ができる。
素人、といっては失礼かもだが、車の整備士の資格を持つ弟の協力が得られたため、輸送やら旅行費やら金欠なこともあり、自力+弟力で何とかすることに。
その後、ヤフオクを眺める日々が続き、2週間後。まあまあ程度のよさそうなエンジンを見つけた。ぱっと見はきれいで、どうやら2000年の環境規制前のエンジンっぽい。規制前は若干パワーがある。後半ちょっと上がった価格を「早く直したい」という気合で制し、新しいエンジンは手元にやってきた。
そして、あの痛ましい出来事から3週間後、ついに換装の日を迎えた。弟を朝から引っ張り出し、整備場へ。 彼が出来るのは車の整備だが、二輪も多少経験があり、工具も一揃いしており、かつ自分のバイクのエンジンを換装したことがあり、頼もしいことこの上ない。あらかじめ購入しておいたサービスマニュアルを見ながら、ばんばんばらしていく。初めて弟の仕事の様子を見るようで、なにか感慨深い。各言う自分は基本購入してからほぼメンテナンスをしたことがなく、実に危なげない。![]()
作業の内容をほぼ「応援」に徹しつつ、暖かい目で見守っていると、ついに新しいエンジンが載った。オフ車のためか、省スペースにぎゅっと詰め込んであり、所定の場所にはめ込むことに苦労した。
チューブなどをマニュアルとデジカメ画像を見ながら慎重につけ、ついに外見上は元通りとなる。問題はちゃんとエンジンがかかるか、だが・・・。
新たなオイルを入れ(初めてのオイル交換)、ついに準備が整った。そしてキーをオンに回し、セルを回す。キュルキュルと乾いた音が鳴る。どうやら圧縮はちゃんとあるらしい。さらに回す。なかなかかからない。 元々このバイクは夏でもチョークが必要なくらいかかりは悪い。その場合は、燃料コックをPRIにしてガソリンを流し、数秒待ってからかけるのがコツ。・・・ブルン、ブロ、ブロロロ・・・・!たまらない瞬間だった。もともと中古の保証のないエンジンを購入したため、動くかどうかはかなり不安だったのだ。
しばらくの間、アクセルを吹かしていないとエンジンが止まる、という難点があったが、徐々に調子を上げ、15分も経つと全く問題なくなった。しかも以前よりもパワーがあることが明らかに確認できる。後日確認したところでは燃費もむしろよくなっており・・・新しいエンジンさまさま、どうやらアタリを引いていたらしい。
ともかくこれにてマイスーパーシェルパは大復活。弟に感謝しつつ、先日おごった刺身定食とうな丼の件は忘れることにした。何も奢るといったからって、2人前を頼むことはない。
再びシェルパを乗り回す日々を迎えられるのだ。
・・・ただ、エンジン換装はかなりの荒療治だった。ぱっと見調子はいいものの、今後どうなるかはわからない。その意味では2・3年で乗りつぶすことになるだろうと思う。それで十分だし、仕方がないことだけど、例えばこのバイクで世界を巡るなんてことは、かなり無理があるようだ。
ちなみにトラブルから修理までの今回の諸費用↓
・輸送費・・・洞爺湖→苫小牧 \35,000-
・輸送費2・・・大洗港→自宅 \0(弟に感謝)
・エンジン代・・・\40,000-
・サービスマニュアル・・・\5,000-
・工賃・・・無料(弟に感謝)
・うな玉丼&刺身定食・・・\2,800-
・チェーン・プラグ交換・・・\16,000-
合計・・・\99,800
(純粋な修理費はエンジンとマニュアルのみ、\45,000-)